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執筆者の写真宮城

【ギター・ベースの塗装の種類!】byみやぎ


高レコ軽音部の皆様、はいさーい!!

4月になり、新年度もスタートしましたね!

今年度も皆様よろしくお願いします!


さて、新年度一発目の記事は

ギター、ベースの塗装の種類について書いていこうかと思います!

早速行ってみましょー!


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ギターやベースには、鮮やかな色をしたものや、木の模様が前面に出ているものなど、色々な種類があります。

その塗装にもデザインだけではなくいろんな目的があり、音の鳴りが良くなったり、耐久性の向上、肌触りの変化など、塗装が与える影響も様々です。

ギターのボディの塗装には、大きく分けて3種類の塗装方法があります。

・ラッカー塗装

・ポリ塗装

・オイルフィニッシュ


それぞれの特徴を解説して行きたいと思います!


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■ラッカー塗装

『ラッカー塗装』とは『ラッカー』という塗料を薄く塗りつけるスプレー式の塗装方法です。

1950年~60年代にfenderやGibson、ビンテージの古いギターなどによく用いたことからはじまりました。。

ラッカー塗装は湿度や温度などの影響を受けやすく、スタンドなどのゴムと一定時間接触しているだけで、化学反応を起こしてしまい黄ばんだり、変形してしまう非常にデリケートな塗装です。

また、制作時もポリ塗装に比べると乾燥までに時間もかかるため生産効率が悪くなってしまうんです。なので大量生産することができず、価格が高騰してしまいます。

極めて薄いその塗装は「木材が呼吸する」ともいわれ、木材の変化を楽しめるといわれています!木の鳴りがよく、クラック(ひび割れ)ですら、アジのある塗装に見せてしまう塗装なのです。


ラッカー塗装のメリット

・再塗装がしやすい

・木材の鳴りがしっかり出る

・年数が経つとアジがでてきてカッコ良い


ラッカー塗装のデメリット

・扱いが非常にデリケート

・本体価格が高くなってしまう


■ポリ塗装

3種類の中では一番用いられている塗装方法です。

世の中に出回っているギターのほとんどがポリ塗装だと思ってもらっても大丈夫です。

先程はラッカーという塗料を使っていましたが、ポリ塗装は服やペットボトルにも使われている石油が原料のポリエステルやポリウレタンなどを塗料として使っています。

ラッカー塗装は薄く塗りつけていましたがポリ塗装は厚く塗りつけるプラスティックタイプの塗装方法です。

一度硬化したら変形しにくい特徴があるので耐久性、汎用性が高く硬化するまでの時間も短いため大量生産に向いています。

硬化した後に多少ぶつけても、傷が入ることはありません。

しかしあまりに強い衝撃が入ると塗装自体が割れてしまうことがありますのでご注意ください。

割れてしまうと完璧に治ることもありますが、新旧の塗装が馴染まずスジが残ってしまうこともあります。再塗装した感があるのは嫌ですよね。。

楽器を大事にするのは当たり前ですが、再塗装のしやすさを頭に入れておくとより意識して注意することができますね!

大量生産に向いているポリ塗装ですが実は塗料自体はラッカーよりも高価なんです!ではなぜ大量生産に向いているのか。

ラッカーのが価格が高い原因は作業の難解さと、効率の悪さなんですよね。。。

どうしても時間と人の手間がかかってしまう分、価格は高騰してしまうのです。

さて厚めに塗ることがポリ塗装の特徴ですが、「そんな厚く塗ったら響きを損なうんじゃない?」と思いますよね?

でも大丈夫なんです!

塗装面もボディの振動を受けて一緒に振動してくれるので、厚く塗っても音にさほど影響は出ないのです。


ポリ塗装のメリット

・価格が安め

・耐久性も◎


ポリ塗装のデメリット

・再塗装が難しい


□ポリ塗装の種類

・ポリウレタン

エレキギターの塗装の中で最も、ポピュラーな塗装方法です。

ウレタンはどちらかと言うとラッカー寄りで、ポリエステルに比べるとそれほど厚くは塗りません。


・ポリエステル

初心者用の、安価なギターに多く使用されています。

非常に暑い塗装が一回で得られ、硬化するスピードも速く、大量生産に向いている塗装なのです。

厚みをコントロールするのが難しいのが欠点なのとボディ重量が、全体塗装すると約300gほど重くなってしまいます。


■オイルフィニッシュ

木材に直接オイルを塗りこんで水分の侵入を防ぐ塗装技術のことです。

この塗装方法はギターというよりドラムなどに多いイメージですね!

とはいえ一般の人が塗装を剥いで、自力でオイルフィニッシュに、リフィニッシュ(塗り替え)することもよくある話だったりします。


オイルフィニッシュのメリット

・杢目がそのまま見えるぐらいの極薄塗装なので見た目が美しい

・木の質感を残したさらさらした手触り


オイルフィニッシュのデメリット

・水分や湿度による木材への影響が大きい

・塗膜が薄いため、キズや衝撃には弱い


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さて、今回はギター、ベースの塗装の種類についてご紹介しました!

また、塗装の種類によってメンテナンス用品や注意するべきこと等も変わってきますので、それについてはまた近々書いてみようと思います!


また次回の記事で!

それでは〜

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